心を軽くする方法

心を軽くする考え方などをブログで綴ります。新卒で銀行に入り、プレッシャーに耐えきれなくなって辞めてしまった当時の私に教えたい。

性格と仕事の適正って本当に大事。

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photo by 401(K) 2013

私が銀行に勤めていた時の事を。

 

当時を知る人からは、

「あの頃の君は本当に死ぬんじゃないか、と思っていた。」

 

と言われるほど表情も暗く、ズーーーンとした日々を送っていたんですよね。

あの頃もっと自分に楽な選択をしていれば良かったなって。

 

 当時を振り返って思う事

私は新卒で地方の銀行に入ったのですが、その時はプライベートも仕事も

バリバリ両立していけるクールなキャリアウーマンになろうって思っていました。

 

大学卒業して周りがよく見えておらず、

「自分は出来る」と思い込んでしまっていたんです。

 

しかし、その出来る、という思い込みは

1ヶ月も経たないうちに崩れさっていきました。

 

「泣いたって許さないからね!」

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photo by U.S. Army Corps of Engineers Los Angeles District

 

先輩女性上司のお言葉です(笑)

 

彼女は私がイメージしていたクールなキャリアウーマンでした。画像の方のような。

銀行の仕事というのは、当然1円たりともミスがあってはいけない

正確性が問われる仕事です。

 

 

しかし悲しい事に私は「うっかりミス」を連発してしまうタイプ。

学生時代を振り返っても、完璧だ!と思っても

どこかで必ずケアレスミスがありました。

 

その自覚はあったので、仕事中何度も何度も確認をしていました。

入金処理をする時は、ケタを何度も何度も確認して。

 

すると今度は時間がかかりすぎ、と怒られてしまう、という悪循環。

怒られると萎縮して怖くなってしまう。どんどん不安に。

 

まさに負の連鎖にはまっていったのです。

 

そして残業が嫌になって、辛くなっていった時には

先輩から「泣いたって許さないからね!」と言われてしまいました(笑)

 

選択ミス

この一言に尽きると思います。

私の性格にまったく向いてない仕事を選んでしまったのが失敗だったのです。

 

クールなキャリアウーマン!という、

私の性格とかけ離れたものに憧れを抱いてしまったがために、

選択ミスをしてしまったんだなって思います。

 

私の性格とは?

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photo by Mr.TinDC

 

私はどういうタイプの性格かというと、周りの人から言われるのは

注意力不足、自己中心的、のほほん、不思議ちゃん、天然、猫系、ぱっぱらぱー

こういう単語を出される事がとても多いです。

 

銀行で喜ばれる猫は、たぶん招き猫ぐらいですよね(笑)

 

私には音楽があるから

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photo by hqhuyanh

そしてもう一つ問題がありました。

私には音楽があるから。学生時代からバンドをしていてプロになろうって思っていました。

 

だから銀行の仕事を本気でやりたいわけじゃない、と思っていたのです。やりたくない仕事だけど、親が辞めるなっていうし。

仕方ないから。そんな気持ちもありました。

 

やりたくないけど仕方が無いという感情

多かれ少なかれ誰でもやりたくないけど仕方ない場面に遭遇する事があると思います。

 

ところが、私はワガママで育ってきたので、すぐに耐えきれなくなってこの不満をどんどん溜め込んでいってしまったんです。

 

 この不満や、やりたくないという感情がミスを連発する原因にも繋がっていったなって思います。

 

遡って考えていくと・・・

 

小さい頃から甘やかされて育ってきた箱入り娘でした。やりたい事は大体両親が叶えてくれていましたし、恵まれていたと思います。これはダメ!って言われた覚えが特に無いのです。

 

ただ、中学高校とスクールカーストの底辺にいました。

 

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人付き合いが苦手だったんです。

人と接すると、いつも衝突をして怒られがちだったんです。

家の中では許される事が、家の外だと許されない事がとにかく多かったんですよね。

 

そして

 

「怒られるのって怖い。だから争いは避けよう、見て見ぬフリをしよう、面倒なものには目を背ける、臭いものには蓋を・・・」

 

という考え方がより強くなっていったと思います。

 

高校3年で、「文化部で彼氏がいる」に入って、多少意識が変わって人とぶつかる事も平気になりました。でも、根本的な性質はそこまで変わらないんですよね。

 

争いを避けたいって気持ちは誰でもあると思います。

 

ただし、私のように行き過ぎてしまうと、いつもどんな物事に対しても、自分にとって都合の良い解釈をしてしまうと思うんです。人の気持ちを考えずに、なんでも自分を通そうとしたり、でもどこかで他人のせいにしたり、自分はいつもリスクを避けてしまうように、現実逃避しがちになったのかな?と思います。

 

銀行は結局退職

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その結果、銀行は辞める事にしました。

辞める直前に色々な人に話したのですが、

「辞めていいんじゃない?」って言って欲しかっただけ。

私の意見を後押しして欲しかっただけで、相談というレベルではなかったのです。

 

両親は猛反対をしてきました。当然です。

 

そこで私はブチ切れて、

癇癪を起こしてしまいました。

 

溜まりに溜まった怒りというか

不満が一気にドーン!!!!!!ってなりました。

 

「辞めさせてくれないならxxxxxxxxx!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

合わないものは、やっぱり無理でしたね。

 

そして冒頭でも書いたように人から見ると死んじゃいそうなぐらいになってしまったんだと思います。

 

今思えば・・・

もちろん、そもそも銀行を選んだのが間違いだったのですが、

ただもっと両親と話してみたり、上司と話し合ったり相談をしていたら、

違ったんじゃないかなって思います。

 

争いを避けて

リスクを避けて

不満が増えて

不満を蓄積して

 

怒りを爆発させたのは私自身だからです。

 

不満をしっかり伝えていたら、

もしかしたら解決方法があったのかもしれないなって思うんです。

 

誰でも絶対にぶつかる事はあるし

生きてれば負の感情に苛まれる事もありますよね。

 

でも、怒りの度数が90%ぐらいのギリギリまでガマンをするんじゃなくて

せめて、20%〜30%ぐらいで何かしらアクションを起こしていれば

心のダメージは軽症で済んだんじゃないかな?と思います。

 

風邪とか怪我と同じで、早めに対処すれば痛みも少ないかなって。

 

最後に

www.fujitv.co.jp

 

前にドラマ「家族ゲーム」を見ていて

櫻井翔君が演じる吉本荒野にはこんなセリフがありました。

 

 

相手に伝える努力もしないで「家族だから言わなくても分かる」なんてお前らエスパーかよ!そんなもんは単なる幻想なんだよ。

 

 

思わずハッとさせられました。